2021.04.15

【入門編】ウェブブラウザとは？種類と特徴、PCとスマホの連携方法も紹介

ウェブブラウザとは、インターネット上のウェブサイトを閲覧するソフトウェアのことです。ウェブブラウザには複数の種類があり、それぞれ特徴や使い勝手が違います。この記事では、ウェブブラウザとは何かを説明し、代表的なウェブブラウザの種類と特徴を紹介。また、PCとスマホとの連携について説明します。

ウェブブラウザとは

ウェブブラウザを見る男性

PCやスマホ上でウェブページを見たり、検索したりするにはウェブブラウザが必要です。最初にウェブブラウザとは何かについて説明します。

ウェブサイトを閲覧するソフトウェア

ウェブブラウザ（web browser）は、インターネット上のウェブサイトを閲覧するソフトウェアです。インターネットブラウザとも。ブラウザの語源は、「拾い読みをする」「ざっと見る」などを意味する英語のbrowse（ブラウズ）から来ています。

ウェブページ上のHTMLを読み込み表示するもの

ウェブサイトはウェブページが集まったものです。ウェブブラウザはウェブページ一つ一つを表示しますが、どのように表示するのでしょうか。

ウェブページには、HTML（Hyper Text Markup Language）という言語によりタイトルや見出し、画像情報や本文といった情報が記載されています。ウェブブラウザは、HTMLの情報を読み取って画面に表示するのです。

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PCやスマホ、タブレットにも標準装備

ウェブブラウザはPCだけでなく、スマホやタブレットでも使用可能です。標準装備されたウェブブラウザを標準ブラウザと呼びます。標準ブラウザは使用するデバイスにより種類が違うことも。

ウェブブラウザにはさまざまな種類があり、標準ブラウザ以外にも複数のブラウザを併用して使用できます。ですが、ウェブブラウザによって対応OSが異なるので注意してください。

ウェブブラウザの種類と特徴

ブラウザのサーチ画面

ここからは、ChromeやSafariなど代表的なウェブブラウザ5種類の特徴を紹介します。

Google Chrome

Googleが提供するウェブブラウザです。現在、ウェブブラウザとして、世界でシェアNo.1。シェア率が高いので、新しいウェブサービスやクラウドを利用したサービスにいち早く対応するケースが高いです。カスタマイズできる拡張機能が活発に開発されているのも魅力です。

また、Googleアカウントを利用すれば、メールやカレンダーなどGoogleの他のサービスと連動可能です。PCだけでなく、iOSやAndroidのスマホアプリでも使用できます。同じGoogleアカウントでログインすれば、ブックマークなどの同期も可能です。

ウェブブラウザ名	Google Chrome
提供元	Google
対応OS	Windows/macOS/Linux//Chrome OS/Android/iOS/Chrome OS
特徴	・シェアNo.1 ・高い拡張性・Google提供の他のサービスと連動可能・同じGoogleアカウントでログインすれば複数デバイスで同期可能

Safari

Apple社が提供するウェブブラウザです。他のブラウザと比べ、ウェブページの正確な描画が可能。CSSなどのデザイン描画に強いのが魅力です。macOSやiOSに対応し、MacintoshやiPhone、iPod touchといったApple製品に搭載されています。

iPadやiPhoneの利用者が増えるに従ってシェアが拡大中。かつてはWindows版も開発されていましたが、現在は開発停止しています。

ウェブブラウザ名	Safari
提供元	Apple
対応OS	MacOS/iOS
特徴	・正確なウェブページの描画が可能・CSSなどデザイン描画に強い・Apple製品に搭載

Microsoft Edge

Microsoft社が提供するウェブブラウザです。Microsoft Edgeは、Internet Explorer（IE）の後継ブラウザであり、IEよりもウェブページの表示が速くなりました。Windows 10から標準搭載。同社が提供するサービスと親和性が高く、拡張機能に優れています。ウェブページに直接メモを書き込めるWebノートや読みやすいレイアウトで表示する読み取りビュー、リーディングリストといった機能が搭載されました。

ウェブブラウザ名	Microsoft Edge
提供元	Microsoft
対応OS	Windows 10/Xbox One/Android/iOS
特徴	・Internet Explorerの後継・Microsoft提供のサービスと親和性が高い

Firefox

Mozilla Foundation社が開発したウェブブラウザです。狐のマークがシンボルで愛称は「火狐」。2011年以前は高機能でシェア率も高かったのですが、今はChromeの方が上になりました。PCやスマホなど他のデバイスとの同期可能です。機能拡張ができてカスタマイズもできます。シェア率が下がっても、パフォーマンスは高いブラウザです。

ウェブブラウザ名	Firefox
提供元	Mozilla Foundation
対応OS	Windows/macOS/Linux/Android/iOS
特徴	・狐のマークがシンボル　愛称「火狐」・以前はシェア率が高かったが、現在はChromeのほうが高い・PCとスマホなど他のデバイスとの同期可能・機能拡張性が高くカスタマイズ可能・パフォーマンス高い

Internet Explorer

Microsoft社が開発したウェブブラウザです。略称はIE。Windows8.1以前のPCに標準搭載されていました。かつてはMacintosh対応のInternet Explorerもありましたが、現在は開発終了しています。現在は、後継ブラウザであるMicrosoft Edgeに置き換わっています。

ウェブブラウザ名	Internet Explorer
提供元	Microsoft
対応OS	Windows8.1以前
特徴	・かつてWindowsの標準ブラウザ　現在は開発終了・後継ブラウザはMicrosoft Edge

Chromeを使ったPCとスマホの連携

PCとスマホを見る女性

ウェブブラウザの中でシェア率が高いChrome。同期すれば、PCやスマホなど複数のデバイスでシームレスに使用可能です。ここでは、同期の意味や同期手順、同期解除について説明します。

Chromeでの同期とは

Chromeは、PCやスマホといった複数のデバイスで使用可能。同期を有効にすることで、各端末の以下の項目で同じ情報が表示されます。

ブックマーク
履歴
パスワード
その他の設定

プロフィール情報全体がGoogleアカウントに保存されます。同期したい情報を指定可能です。

Chromeでの同期手順

同じGoogleアカウントで複数の端末にログインし、Chromeを同期できます。手順は次の通り。

PCの設定

PCのChromeブラウザでログイン
Chromeブラウザのアドレスバー右のユーザーアイコンをクリック
「同期を有効にする」をクリック

スマートフォン（iPhone/Android）の設定

スマートフォンでChromeを起動
Chromeのメニューボタンから「設定」をタップ
「Chromeにログイン」をタップ
「ログイン」をタップし、手順に従って「メールアドレス」「パスワード」を入力
「OK」をタップしてログイン完了

Chromeの同期停止方法

Chromeの同期を停止するには、Googleダッシュボードへアクセスします。手順は次の通りです。

Chromeの設定ボタンをクリックし、「設定」を選択
同期を「オフにする」をクリック
「同期をオフにしてログアウトしますか？」というダイアログが表示されたら「Googleダッシュボード」のリンクをクリック
Chrome同期のデータが表示されたら「同期をリセット」をクリック
「同期をリセット」のポップアップが表示されたら「OK」をクリックして完了

ウェブブラウザを使いこなし、快適なインターネット生活を送ろう

ブラウザで快適なネットサーフィン

ウェブブラウザにはいくつか種類があり、それぞれ機能や特徴が違います。標準搭載されたものだけでなく、自分が使いやすいウェブブラウザを選んでください。ウェブブラウザを自由に使いこなすことでPCやスマホでの作業がぐっと捗り、作業が楽しくなるでしょう。

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まつだゆき

スマートメディア CMS事業部ライティングディレクター。コンテンツマーケティングのためのメディアサイト構築をライティングディレクターとして支える。担当する企業は冠婚葬祭系などのSEO記事。元SE。顧客サポートやマニュアル作成の経験を活かして分りやすい記事を目指す。

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