Clipkitに関する情報・よくあるご質問は
こちらでご確認いただけます。
2024.10.04公開
2024.10.07更新
ClipkitはHTML/CSS/JSを管理画面で編集することでサイトの構築/改修を行います。 こちらでは、ゼロからコーディングする場合、Clipkit標準テーマをカスタマイズする場合、改修を行う場合の構築手順の概略を記します。
普段お使いのローカル環境でHTML/CSS/JSをコーディングします。
【1】Clipkitでの新規テーマの作成
Clipkitの管理画面にアクセスし、サイト管理>テーマで新しいテーマを追加します。
テーマは、サイトのデザインやレイアウトを決定するテンプレートの集合体です。テーマを適用することで、Webサイト全体の外観や機能を変更することができます。
※テンプレートエンジン
テーマのテンプレートテンプレートエンジンにはLiquidが採用されています。
Liquidは、Shopifyが開発したテンプレートエンジンで、動的なデータをHTMLテンプレートに埋め込むために使われます。変数や条件分岐、ループを利用して柔軟なテンプレートを作成でき、ECサイトやブログなどで動的なコンテンツを簡単に表示できます。
【2】HTMLのテーマ化
HTMLをテンプレート化するための準備をします。
サイト管理>テーマ>テンプレート>全体レイアウトにトップページのHTMLを記述します。(そのまま貼り付けます)
この時点では、Liquidやテンプレート構造を意識する必要はありません。
なお、テンプレート「全体レイアウト」は、ヘッダーやフッターなど全ページ共通部分を記述する必須のテンプレートです。
「トップページ」等の各テンプレートには、ページ独自の部分を記述します。
その他、共通化したい箇所は「パーシャルテンプレート」を適宜作成することも可能です。
【3】素材ファイルのアップロード
サイト管理>ファイルでCSS、画像、JavaScript等の外部ファイルをアップロードします。
適用するテーマの下層フォルダを選択すると、後で管理がしやすくなります。
【4】素材パスのLiquidタグ化
サイト管理>テーマ>テンプレート>全体レイアウトで、外部ファイルのパスをテンプレート言語のfileタグに置換します。置換ることでCDNからの更新に素材を読みこむことができます。
例:
<link rel="stylesheet" href="css/style.css" media="all">
↓
<link rel="stylesheet" href="{% file "/theme/example-com-2024/css/style.css %}" media="all">
※外部ファイルのパスにドメイン名を記述しないでください、CDNが無効になり表示が遅くなります。
【5】contentタグよる、ページ個別箇所の指定
サイト管理>テーマ>テンプレート>全体レイアウトで、各ページの独自部分はLiquidのcontentタグに置換します。
contentタグは、個別テンプレートを読み込み・出力するためのテンプレートタグです。
サイト管理>テーマ>テンプレート>トップページ等の各テンプレートに各ページのHTMLを記述しLiquidのfileタグに置換します。
各テンプレートで動的に表示したい箇所(例えば新着記事一覧やカルーセル等)をLiquidでプログラミングします。
テンプレート以外で作成するページは、サイト管理>ページでHTMLとテンプレート言語を記述して作成します。
サイト管理画面の以下の個所でHTML/CSS/JS/画像を編集します。
「全体レイアウト」「トップページ」「カテゴリー記事一覧ページ」「タグ記事一覧ページ」「記事詳細ページ」等のテンプレートがあり、HTMLおよびテンプレート言語を編集することができます。
その他、記事アイテム毎のテンプレート、共通化するHTMLに利用するパーシャルテンプレートを追加することができます。
詳しくはこちらのFAQをご覧ください。
HTMLで利用するCSS、画像、JavaScript等の外部ファイル、およびrobots.txt等のファイルをアップロードすることができます。
管理画面からファイル内の記述を編集することができ、変更履歴が残ります。
CSSについて、拡張子scssのファイルの利用も可能です、scssをアップロード又は編集保存する際に拡張子cssのファイルにコンパイルされます。詳しくはこちらのFAQをご覧ください。
コレクションはカルーセル/スライダー、編集部のおすすめ記事、バナー画像エリアなど、サイト管理者の任意で表示内容を変えたい場合に便利な機能です。
コレクションに登録できる要素タイプとして記事、画像、HTMLがありますので、様々な用途に応用できます。
JavaScriptのajaxで表示したいHTML、拡張子rss、xml、jsonなどのページを作成することができます。
※ランキング、記事一覧といったCDNおよびアプリケーションのキャッシュの影響を最小限に留めたい箇所は、この機能でHTMLを生成するようにしておくと便利です。
※利用規約ページ等の更新頻度の非常に低いHTMLページは、記事編集画面のHTMLアイテムに記述してページ作成することを推奨します。
初期構築が完了後、1回のみ無償で本番環境(サイト)をコピーしてテスト環境を提供いたします。
2回目以降のコピーは有償で対応可能です。
改修を行う場合はテスト環境で作業および確認の上、本番環境に手動作業で反映する形になります。
Clipkitは複数のテーマを登録しておくことが可能ですので、サイトリニューアルといった大規模な改修を行う場合は、新規にテーマを作成することを推奨いたします。
現行サイトのCSSはまったく利用しないようなページを作成する場合は、新規にテーマを作成すると便利です。
各コンテンツおよび各カテゴリにテーマを紐付けることができます。