ロングテールキーワードはSEOに効果的。選び方やメリット・デメリットを解説
ロングテールキーワードとは、複数のキーワードを掛け合わせた検索ワードのこと。検索数が少なくニッチなキーワードですが、さまざまなメリットがあり、SEOにおいても重要視されています。この記事では、ロングテールキーワードのメリットや選び方、コンテンツ制作時のポイントを解説します。制作をプロに任せるサービスもみていきましょう。
ロングテールキーワードとは
まずは具体的なキーワードや月間検索ボリュームの目安を交え、ロングテールキーワードとはどんなものか解説します。
複数のキーワードを組み合わせた検索ワード
ロングテールキーワードとは、複数のキーワードを組み合わせた検索ワードのこと。検索ボリュームの多いビッグキーワードに、2~3つのキーワードをプラスして構成されることが多いです。
例えば、ビッグキーワードが「ダイエット」なら、「ダイエット 食事 昼」「ダイエット 運動 後 食事」がロングテールキーワードにあたります。
月間検索ボリュームが少ないキーワード
モールキーワードと呼ばれることもあるロングテールキーワードは、検索回数が少ないのが特徴です。一般的には、月間検索ボリューム1,000回未満が目安。
ちなみに、ビッグキーワードは1万回、ビッグとロングテールの中間であるミドルキーワードは1,000~1万回が目安です。
ロングテールキーワードのメリット
SEO戦略で欠かせないロングテールキーワード。ニッチなワードだからこそ、検索上位を狙いやすいです。ここでは、ロングテールキーワードを設定するメリットを解説します。
メリット①検索上位を狙いやすい
検索回数が少ないため、ロングテールキーワードは他のサイトと競合しにくい傾向にあります。ライバルが少ない分、作成したコンテンツが上位表示されやすいです。
メリット②コンバージョン率が高くなりやすい
コンバージョン率とは、Webサイトに訪れたユーザーから成果を得られた割合のこと。商品やサービスの購入、資料請求、広告のクリックなどが成果にあたります。ロングテールキーワードを用いた記事は、このコンバージョン率が高くなりやすいです。
例えば「ダイエット サプリ 安い」で検索する人のニーズは「安いダイエットサプリを探していて、希望にマッチすれば購入したい」と想像できます。そのため、訪れたサイトにサプリの情報や魅力がしっかりと書かれていれば、購入に至る可能性が高く、成果を得やすいのです。
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メリット③ユーザーニーズを把握しやすい
ロングテールキーワードは、ユーザーニーズを把握しやすいです。例えば、「ダイエット」というビッグキーワードで記事作成する場合は「食事」「運動」など幅広いテーマがあり、ニーズにマッチする記事にするのが難しいでしょう。
一方、ロングテールキーワードの「ダイエット 食事 昼」の場合は、ユーザーが「ダイエット中の食事について興味があり、なかでも昼食のことを知りたい」というニーズが分かるので、ユーザーにマッチする記事を書きやすいのです。
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メリット④ビッグキーワードの検索上位につながりやすい
ロングテールキーワードの記事が検索上位になると、サイト全体の評価を上がるメリットも。例えば、サイト内の「ダイエット」のカテゴリに「ダイエット 食事 昼」「ダイエット 運動 後 食事」「ダイエット 食事 コンビニ」などの記事を複数作って検索上位を狙います。
さらに各記事の内部リンクを強化し、「ダイエット」のカテゴリへの評価を上げていきます。すると、「ダイエット」というビッグキーワードの記事も検索上位を獲得しやすくなるのです。
ロングテールキーワードのデメリット
検索数の少ないワードは、すぐに集客につながらないことも。デメリットを把握した上で上手に活用していくのが大切です。ロングテールキーワードの持つデメリットを確認しましょう。
デメリット①すぐに集客につながらない
ロングテールキーワードは検索回数が少ないため、1度に大きな流入は見込めません。そこは割り切ってコンテンツを量産。アクセス数をコツコツ積み上げて、サイト全体の評価につなげることを目的にしましょう。効果については中長期的な目線を持つと良いです。
デメリット②類似キーワードが増えやすい
複数のキーワードを掛け合わせると、似たような意味合いのキーワードになりやすいです。例えば「ダイエット 食事 メニュー」と「ダイエット 食事 レシピ」の場合、どちらも「ダイエット中の食事」がメインとなり、同じような記事が完成するでしょう。
似たような内容のコンテンツを量産してしまうと、サイト内でアクセス数やページ評価が分散してしまいます。きちんと戦略を立てて、キーワードのバランスをとることが大切です。
ロングテールキーワードの選び方
キーワードは、ビッグ、ミドル、ロングテールと順に決めていくのがポイント。ここではロングテールキーワードの選び方を解説します。
1.ビッグキーワードを設定する
まず、サイトのジャンルやサービスを表すビッグキーワードを設定します。例えば、痩せるための運動や食事などを紹介するサイトなら「ダイエット」と設定。先にビッグキーワードを決め、そこからミドル、ロングテールにつなげていくとコンテンツのテーマがぶれません。
2.ラッコキーワードでミドルキーワードを決める
続いて、ビッグキーワードからミドルキーワードを絞ります。関連キーワードを抽出できる「ラッコキーワード」を活用するのがおすすめ。「ダイエット」で検索すると「ダイエット 食事」「ダイエット 運動」「ダイエット サプリ」など、さまざまなミドルキーワードが見つかるでしょう。
その他にはGoogle検索を利用し、検索結果の最下部に表示される関連キーワードを参考にする方法もあります。 上記の写真を見ると分かりますが、Googleで「ダイエット」を検索すると、「ダイエット ストレッチ」「ダイエット 簡単」「ダイエット 短期間」などのワードを発見できます。
3.キーワードプランナーでロングテールキーワードを選ぶ
ミドルキーワードが決まったら、そこからロングテールキーワードにつなげます。「Googleキーワードプランナー」を利用すると、検索ボリュームを確認しながら関連するキーワードを探せるでしょう。
例えば「ダイエット 食事」で検索すると「ダイエット 食事 昼」「夜勤 食事 ダイエット」など、さまざまなキーワードが見つかります。サイト内の類似ワードなどに注意しながら選ぶようにしてくださいね。
ロングテールキーワードを使ったコンテンツ制作のポイント
コンテンツ制作ではSEOを意識し、サイトの評価を上げましょう。ここでは、ロングテールキーワードを用いたコンテンツ制作のポイントを解説。スマートメディアのサービス「Ownd」も紹介します。
記事内にロングテールキーワードを散りばめる
記事内には、設定したキーワードを散りばめることが大切。関連性のあるキーワードが多いと、Googleの評価も上がりやすいです。
タイトルや見出し、導入文やディスクリプションにキーワードを入れると良いでしょう。タイトルに入れる時は、前半にキーワードが入るようにします。サイトの概要を記載するディスクリプションも、冒頭にキーワードを入れるのが望ましいです。
内部リンクをする
記事を作成したら、サイト内の関連性のあるコンテンツとリンクしましょう。サイトの滞在時間や回遊率アップにつながります。さらに情報を網羅したコンテンツとしてGoogleからの評価も上がります。
スマートメディアのサービス「Ownd」
SEOの知識に不安がある場合は、プロにコンテンツ制作を依頼する方法もあります。スマートメディアのサービス「Ownd」は、コンテンツマーケティングのプロがサイトの運営を担当。SEOで重要なキーワード選定もビッグ、ミドル、ロングテールとバランス良く行い、サイトの成長を狙います。
賢くオシャレになれるブランドマガジン「KOMERU」、老舗メガネ専門店・メガネの愛眼の「Aigan STYLE」など、さまざまな企業が「Ownd」を利用しているので、安心してコンテンツ制作を依頼できるでしょう。
ロングテールキーワードでサイトの評価を上げよう
コツコツ積み上げることでアクセス数を集め、サイトの評価を上げてくれるロングテールキーワード。サイト運営をする際は、ビッグ、ミドルキーワードと併せてロングテールキーワードを上手く取り入れると良いでしょう。プロのサポートが必要な場合は、スマートメディアのサービス「Ownd」も検討してみてくださいね。
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スマートメディア CMS事業部ライティングディレクター
コンテンツマーケティングのためのメディアサイト構築をライティングディレクターとして支える。
担当する企業はコスメブランド、ジュエリーブランドなどのSEO記事。
読む人にとって分かりやすく、親切な記事を目指します。
小学生の娘・息子のママと仕事の両立に日々奔走。