【SEOが成功の鍵】「CTR」の意味とは?検索結果でのクリック率UP方法
CTRとは、広告や記事などのコンテンツがユーザーに表示された回数のうち、実際にクリックされた回数の割合を示す数値のこと。自社メディアを効果的に運営するには、CTRの向上が欠かせません。本記事ではCTRの意味や算出方法、SEOとの関係性や、CTR向上に欠かせない4つのポイント、運営をプロに任せる方法を紹介します。
CTRの意味と算出方法
CTRは、簡単な計算式やサービスの利用で算出可能です。まずはCTRの意味と算出方法から見ていきましょう。ちなみに本記事におけるCTRは、検索結果における自社サイトTOPページや記事ページのCTRを指しています。
CTRの意味とは
CTRは「Click Through Rate」の略で、読み方はそのまま「シーティーアール」です。CTRはコンテンツが表示された回数のうち、ユーザーが実際にクリックした回数の割合を示す数値で、「クリック率」や「クリックスルー率」と表現されることもあります。
CTRを算出する計算式
CTRは、以下のような簡単な数式から算出できます。
<計算式>
CTR(%)=クリック数÷コンテンツの表示回数×100
CTR(%)=クリック数÷コンテンツの表示回数×100
例えばクリック数が20回、表示回数が2,000回だった場合は、20÷2,000×100=1%となります。つまり、コンテンツの表示回数に対してクリック数が多いほど、自ずとクリック率が高くなるのです。CTRを算出することで、検索結果を見た人のうち、どの程度の人が自社サイトを訪問したか、現状を明確に把握できます。
CTRはGoogleのサービスでも算出可能
CTRはGoogleサーチコンソールを使うことでも算出可能です。まずは同サービスにサイトを登録しましょう。
<算出方法>
- Googleサーチコンソールにログイン
- 画面左にある「検索パフォーマンス」をクリック
- 画面上にある「合計クリック数」「合計表示回数」「平均CTR」を選択
- 下の「ページ」をクリック
こうすることで、各ページのクリック数と合計表示回数とともに、平均CTRが表示されます。
CTRとSEOの関係性
オウンドメディアを始めとする、自社メディアの運営に欠かせないSEO。実は、SEOとCTRには深い関係性があります。ここでは、CTRとSEOの関係性を詳しく解説します。
SEOにおいてCTRが重要な理由
SEOは、Googleなどの検索エンジンで、自社のサイトを検索上位に表示させることを目的としています。しかし、SEOが功を奏し、自社メディアが検索上位に表示されたとしても、ユーザーが実際にサイトへ訪れなければ意味はありません。
そこで役に立つのがCTR。算出方法からも分かるように、CTRは「どれだけの人が自社メディアに興味を持って訪れてくれたか」を確認できる数値と言えます。つまり、SEOで検索上位を目指しつつ、ユーザーのニーズにマッチするコンテンツ作りをする上で、CTRは欠かせない存在なのです。
SEOによる掲載順位とCTRの関係
自然検索では検索上位に表示されるサイトの方が、ユーザーに訪問される可能性が高い傾向にあります。言い換えれば、CTRは検索順位に大きく左右されるということです。自然検索の順位が1位~3位だと、ユーザーの目に留まる確率は100%に近くなりますが、順位が10位だと20%まで下がります。これは、順位が下のサイトは画面の下部に表示されるため、スクロールしないとユーザーの視界に入らないのが理由です。
また、CTRは検索したユーザーによってコンテンツが表示される回数と、実際のクリック数によって算出されるため、多くの人がクリックする検索上位の方が数値も高くなります。検索順位が1位のサイトのCTRは2位の2倍程度の数値であるのに対し、10位だと1位の20分の1程度にまで下がるのが実情です。
CTR向上に欠かせない4つのポイント
CTRを向上させるには、ユーザーのニーズにマッチしたコンテンツを制作する必要があります。ここでは、CTR向上に欠かせない4つのポイントを見ていきましょう。
1.ペルソナにマッチしたタイトル作成
SEO記事などのコンテンツを作成する際は、「サービスや製品の典型的な顧客像」である“ペルソナ”の設定が欠かせません。例えば、情報を検索した人の目にはタイトルが最初に映ります。多くのユーザーは、その記事をクリックするか否かをタイトルで判断しているため、CTR向上にはペルソナにマッチしたタイトル作成が重要です。
<タイトル作成のポイント>
- ペルソナの検索ニーズに一致したタイトルにする
- タイトルは30~35文字前後を目安にする
- 検索キーワードはタイトルの前半に設置する
その他、ペルソナの目を引く言葉や表現、数値をタイトルに盛り込むのも効果的と言えます。
【初心者向け】ペルソナ設定とは?メリットや必要項目、設定方法を解説 -
ペルソナ設定とは、商品やサービスを購入してくれる架空のユーザー像を作ること。ユーザーニーズを読み取るのに役立ち、マーケティングを有利に進められます。本記事では、ペルソナ設定のメリットや設定する項目、設定方法を解説します。メディア運営を任せられる、スマートメディアのサービス「Ownd」についてもみていきましょう。
2.要約を意識したディスクリプションの作成
Googleなどの検索エンジンに表示されたコンテンツの、タイトル直下に表示される説明文がディスクリプションです。タイトルだけでクリックしなかったユーザーは、次にディスクリプションへ目線を移し、そのコンテンツをクリックするか判断しています。
そのため、CTRを向上させるにはディスクリプションに検索キーワードを盛り込んだ上で、要約や概要を意識した文章にすることが重要です。
3.強調スニペットの表示を意識した記事の作成
強調スニペットとは、ユーザーが検索したキーワードに対して端的に回答している部分が、Googleの検索画面の最上段に表示される仕組みのことです。強調スニペットは検索1位よりも上に表示されるので、多くの人の目に留まる確率がどのコンテンツよりも上がります。
ちなみに、強調スニペットには「文章と画像」「リスト」「表」「動画」と種類があり、「リスト」はリストタグ、「表」はテーブルタグを使ったものが抽出されます。「文章と画像」で抽出されるには、「〇〇とは」などと、ユーザーの質問に簡潔に答える文章を記事に入れることが重要です。
4.記事の公開年月日の記載
Googleの検索画面を見てみると、ディスクリプションの先頭に日付の表示がある記事と、ない記事があることが分かります。この日付は記事の公開日、もしくは最終更新日です。ユーザー視点になると、日付が表示されている記事の方をクリックしたくなるでしょう。また、その日付が新しいほど、記事の情報が最新と認識されやすいものです。
ちなみに、検索画面に日付を表示するには<time>タグを使用します。公開日と更新日の両方を表示させる方法、更新日のみを表示させる方法などがありますが、Google側は「最終更新日を強制的に表示させる方法はない」という見解を発表していますので、必ずしも最終更新日が表示されるわけではないようです。
CTR向上を含め、自社メディアの運営をプロに任せる方法も
オウンドメディアを運営しているものの、思うようにPV数やCTRが伸びずに悩んでいる人が多いのは事実です。ここでは、オウンドメディアの運営にまつわるお悩み例と、解決に導くClipkit®(クリップキット)を紹介します。
こんなお悩みはありませんか?
<よくあるお悩み例>
- PV数やCTRが向上しない
- チーム作りやスケジュール管理が難しい
- アイディアや企画が枯渇してきた
どのお悩みも、原因を追究して対策を講じれば改善に期待ができるでしょう。とはいえ、それにかかる労力や時間も考えなければなりません。そんな時は、オウンドメディアの運営をプロにお任せください。
オウンドメディアの運営はClipkit®(クリップキット)
クリップキットは、株式会社スマートメディアが手がけるSaaS型のWEBサイト構築ツールで、サイトの立ち上げに必要なものはすべて揃っています。ニーズにあった3つの料金プランを用意しており、そのうちのプロフェッショナルプランは編集のプロが記事制作を代行します。
例えば、大手メガネチェーン「メガネの愛眼」様のオウンドメディア「Aigan STYLE」も弊社が制作中です。構築からわずか3ヵ月でSEO上位を獲得することに成功し、現在でも当初のPV目標に対して5~6倍の結果を継続して獲得しています。
緻密なペルソナ設定から始め、SEOとSNSに特化した記事を作成しつつ、PVやCTRの向上を目指すのが弊社の強みです。
Clipkit (クリップキット) | ニュースサイト・オウンドメディア・キュレーションサイト構築CMS
Clipkit®(クリップキット)は、エンジニアがいない企業様でも気軽にWEBサイトの構築ができる、SEOに最適化したSaaS型のWEBサイト構築ツールです。累計700社様で導入されています。どんなジャンルのサイトにもお使いいただける美しいデザインテンプレートや、すぐにサイトのPVやUUが閲覧できるダッシュボードを搭載しています。
自社メディアの成功にはCTRとSEOの向上が必要
オウンドメディアなどを成功させるには、CTRとSEO両方の向上が欠かせません。ペルソナのニーズにマッチしたコンテンツを制作して検索上位へ表示されることを狙い、自社メディアの運営を成功に近づけましょう。
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コンテンツマーケティングのためのメディアサイト構築をライティングディレクターとして支える。担当する企業は葬儀社、コスメ・アクセサリーブランドなどのSEO記事。「読者の心に届く記事」をモットーに掲げる。